姉「そこに座りなさい」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 11:08:44.95
ID:ojT8hcB7O
弟「何かあったんですか」
姉「懐疑心というのは、残しておくべきではないから」
弟「僕はやましい行いはしていませんけれど」
姉「えぇ、貴方は私の弟だもの。恥じる行いなど有り得ないのだけれど」
スッ
姉「ここに、不健全の塊があります」
弟「はい」
姉「率直な感想を述べてちょうだい」
弟「見た所それは僕の物ではないですが、非常に興味深いです」
姉「続けて」
弟「姉さんが許可してくれるなら、ぜひともその成人向けゲームを」
姉「そこまで。これは貴方の物ではないのね?」
弟「はい。姉さん、所持者不明ならば僕に下さい」
姉「貴方の希望は却下します、その勃起をなんとかしておきなさい」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 11:10:33.63
ID:+tettrpb0
昔はよく似たようなことされたわ
全然正論ではない要求を押し付けられるだけだったが
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 11:20:25.16
ID:ojT8hcB7O
姉「お父様、このようなものが私の部屋にありました。私の物ではありません」
父「娘よ、お前の物ではないのに何故お前の部屋にあったのか…つまりそういう事だな?」
姉「ご理解が早くて何より、流石はお父様」
父「娘よ。まずは中身を改め、分析し…所持者の性癖から、それと思わしき人物を特定すべきだな」
姉「中身は、異種姦と近親相姦…主に父親に無理矢理にお」
父「成る程、一番疑わしいのは私だな…」
姉「ということは、この不健全の塊はお父様の」
父「ふむ、そう考えるのが順当ではあるが…ここで疑問が増えてしまった」
姉「私には確定要素しかありませんが」
父「それは私の所持していない成人向けゲームだ」
姉「そうでしたか」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 11:29:39.18
ID:ojT8hcB7O
弟「処理してきました」ツヤテカ
姉「これはお父様の物でもなかったわ」
弟「いよいよもって迷宮入りですか」
姉「そうね…そうなったらこの不健全は」
弟「ください」
姉「だめよ」
弟「…道を誤らないように、精進しますから」
姉「その言葉が嘘でないならば、まずは部屋にある不健全を全て処分しなさい」
弟「ご存知でしたか」
姉「家族内で隠せる事は無いわ。ひとまず貴方の所持する不健全はさておき、眼前の不健全を処分しましょう」
弟「なんて無慈悲な…いや、寛大ですね姉さん」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 11:43:01.09
ID:ojT8hcB7O
母「お待ちなさい」
姉「お母様」
弟「母さん」
母「その不健全は私の所持品です、速やかに返却しなさい」
姉「本当ですか?」
弟「なんと」
母「姉、人間には一様に括れない性癖や思想が数多にあります…そしてそれは恥じるべきものではないのです」
母「えぇ、勿論公の場で無闇に曝すものでもありません。それはただの愚行です」
母「ただ、その性癖を自分の物として認められない事は不幸でしかありません」
母「認めた上で、ささやかに…慎ましやかに愉しむものなのです」
弟「母さんの性癖は、異種姦と寝取られだったのですね」
姉「幻滅しました」
姉と成人向ゲーム 了
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 11:53:46.46
ID:Pr3UU3q80
私怨
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 11:54:23.27
ID:ojT8hcB7O
姉「そこに座りなさい」
弟「なんでしょうか」
姉「貴方、異性から告白を受けた経験は?」
弟「多少は」
姉「普段気に留めていない異性から、ラブレターを貰ったの」
弟「流石姉さんですね」
姉「できれば穏便に断りたいのだけれど…」
弟「断るつもりなら、穏便などと穏やかな事ばかりも言えないのではないでしょうか?」
姉「続けて」
弟「後腐れを無くすことが、相手への思いやりだと」
姉「そうね、優柔不断は逆に苦しむ事になりそうね」
姉「明日、お断りをさせてもらいましょう」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 12:06:49.03
ID:ojT8hcB7O
翌日
姉「そこに座りなさい、困った事になったわ」
弟「…まさか、逆恨みでもされましたか?僕に言ってくれればどうとでも」
姉「もっと厄介よ」
姉「断る相手は欠席していたの、仕方が無いから見舞いがてらに家まで行ったわ」
弟「その時点で相手に希望を持たせています、甘いですね」
姉「会ってみてすぐに、断るどころではなかったわ…相手は同性だったのだもの」
弟「なんと」
姉「私としても、心の準備というものがあったし、ひとまず帰って来た訳だけれども…」
弟「そういう時は…相手を傷付けない断り方が必要ですね」
姉「貴方も以前に?」
弟「貞操の危機でした」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 12:26:49.05
ID:R0GjpXuFO
独特の雰囲気があって面白いな
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 12:26:52.48
ID:ojT8hcB7O
姉「同じ性癖を持たないから、というのはどうかしら?」
弟「相手が謙虚なら大丈夫かと思います、だけど恋は盲目と言いますし…用心した方が」
姉「貴方を知らない等の回答は禁句ね」
弟「病的心理に拍車をかける恐れがあります」
姉「お断りの際には、近くに知り合いを配置して置けば良いかしら」
弟「できれば、僕とその仲間に一任してもらえれば」
姉「準備はこれで…有事の際、宜しく頼むわね」
弟「敬愛する姉さんの為なら、全力で」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 12:45:20.11
ID:R0GjpXuFO
支援
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 13:12:18.19
ID:ojT8hcB7O
翌日
姉「来たわね」
女「姉さん、昨日はお見舞いありがとうございました」ペコリ
姉「…気にしないで、他意は無いの」
女「いえ…だって、あまり面識のない姉さんが来て下さるなんて!」
姉「そう…それで、手紙の事なのだけれど」
女「お、弟さん!何て、言ってましたか!」
姉「えっ」
女「えっ」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 13:13:07.69
ID:ojT8hcB7O
姉「…私に、宛てた手紙よね?」
女「えっ」
姉「えっ」
弟「えっ」
姉「状況を整理しましょう」
女「私、弟さんに直接渡すの怖くて…姉さんにお渡ししたんです」
姉「私は気が動転していて…細部を読み飛ばしていたようね」
弟「女さんは、僕に告白してくれていた訳か…」
姉「駄目よ」
女「えっ」
弟「えっ」
姉とラブレター 了
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 13:25:28.85
ID:NcJTvgnVO
いいね
23 :米田
◆YONE/zixE6 :2009/12/06(日) 13:40:15.62 ID:7784USWWO
_, ,_ 座りました
( ・∀・)
( ∪ ∪
と__)__)旦~~
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 13:46:34.95
ID:d+MHshzXO
姉問答無用かよwww
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 14:01:59.43
ID:ojT8hcB7O
姉「そこに座りなさい」
弟「何事ですか」
幼「ですか」ポヤン
弟「…この子は?」
姉「今、その件で貴方を座らせたのだけれど…見当違いだったようね」
幼「ようね」キリッ
弟「新しい家族なら、父さんや母さんに尋ねるべきかと」
姉「それができないの、二人とも朝から外出しているみたいだから」
幼「だからー」
弟「…見た所、姉さんと似てないくらいしかわからないですけど」
姉「そう…でも、私にもこんな風に無邪気な時間があったのよね」
弟「僕が物事の分別つくようになった時には、姉さんは既に姉さんでしたよ」
幼「うー」
弟「…姉さんがこんなだったら、僕は」
姉「その劣情、こんな幼い子に見せないでちょうだい」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 14:17:35.33
ID:ojT8hcB7O
姉「当面は家族として扱う事にしましょう」
弟「そうですね。客人は家族のように扱ってこそ、歓迎の意ですし」
姉「昼食はまだでしょう?弟、用意してちょうだい」
弟「はい、では姉さんはその子の相手をお願いします」
幼「えへへぇ」
姉「あら、上手いじゃない…手先の器用さは、弟に似ているのね」
弟「できましたよ姉さん」
姉「さ、いただきましょう」
幼「ごはんー♪」ニコニコ
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 14:19:20.84
ID:ojT8hcB7O
弟「あぁ、なんだか段々小さい姉さんに見えてきた…」
姉「私は、弟が小さい頃を思い出してる」
弟「姉さん…」
姉「貴方も昔は無邪気で、可愛いくて、私の自慢の弟だったのに」
弟「今も変わらず、姉さん自慢の弟ではないのですか」
姉「変わらないのは、大事な家族である事くらいね」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 14:31:45.30
ID:ojT8hcB7O
弟「…」サッ
姉「弟、今何を隠したのかしら」
弟「隠してませんよ、コレです」スッ
姉「…私の、昔の服を何故」
弟「すいません、似合うと思ったので持ち出しました」
姉「…いいわ、貴方にその事で問い詰める事はしないわ」
弟「ありがとうございます、さすが姉さんは寛大な」
姉「だけど、私に嘘をついたのは…嘆かわしい事ね、弟」
弟「待って下さいその文鎮を置いて下さい姉さん」
姉「寛大な私は慈悲の心をもって、貴方の身体に痣が残らないように配慮してあげます」
弟「ごめんなさい謝罪しますお願いです後生ですから」
メリッ
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 14:42:30.46
ID:ojT8hcB7O
母「貴方の大事な服を着せるなんて、なんとも歓迎されているのね」
姉「お帰りなさい、お母様」
母「でもそろそろ迎えが来るわ、支度させてあげて頂戴」
姉「迎え…支度?そこの丸まった弟のですか?」
母「その子の支度よ、帰るべき家庭と家族への」
姉「つまり、この子は本当に客人だったという事ね…」
父「残念がる必要はないぞ娘よ、会いに行けない距離ではないからな」
姉「お父様も帰っていらしたのですか」
父「さぁ、皆で見送ろうじゃないか。何時でも待っていると、覚えてくれるように」
弟「…くふぅ」
姉と客人 了
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 14:56:25.12
ID:ojT8hcB7O
姉「そこに座りなさい」
弟「今日は過ごしやすい陽気ですね」
姉「私の部屋の空調が壊れてしまったわ」
弟「いくら昼間は過ごしやすくても、夜間は冷え込むでしょうから早期的に対処すべきですね」
姉「承知しているわ。弟、貴方修理技能はあったかしら?」
弟「姉さんの為に万能を示したい所だけれど、業者を呼ぶのが確実だと思います」
姉「そう、では修理を依頼するわ」
姉「今夜は空調無しで夜を明かさねばならなくなったわ」
弟「今夜だけなら、まだ良かったですね」
姉「弟、貴方に折り入って提案があるのだけれども」
弟「…姉さんから提案なんて、珍しいね」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 15:06:26.34
ID:ojT8hcB7O
弟「それで、提案とは何でしょうか」
姉「今夜は貴方の部屋に行きたいのだけれど、良いかし」
弟「構わないよ、むしろ僕はとても嬉しく思うよ」
姉「…そう、ありがとう。私は良い弟を持ったわね」
弟「姉さん、来る時は寝間着でお願いします」
姉「流石に同じ部屋で着替えたりはしないわ、姉弟と言えど異性だもの」
弟「ぜひ、毛布を小脇に抱えて来て下さい。引きずって下さるとなお良いです」
姉「そうね、毛布と枕を持って行きましょう。匂いが付いてしまうでしょうし」
弟「あぁ…今夜がとても待ち遠しい。長い夜になりそうだ」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 15:20:10.93
ID:ojT8hcB7O
コンコン
弟「お待ちしてました」ガチャ
姉「すまないわね弟、お邪魔するわ」
弟「姉さんカワイイ…紅茶を用意しておいたけど、いかがですか?」
姉「ありがとう、気が利くのね」
弟「姉さんカワイイ、横になるときは何時でも言って下さいね」
姉「ありがとう、さっきから妙なノイズが混じって聞こえるけれど…体調が良くないの?」
弟「えっ、いや、大丈夫だよ姉さん可愛い」
姉「そう。それでは貴方の机、借りるわね」スッ
弟「…」ソワソワ
姉「…」ペラッ
弟「…あの、姉さん?何時お休みに」
姉「あぁ、ごめんなさい…寝ていてちょうだい、私はここで本を読みながら寝ているでしょうから」
弟「…そんな」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 15:28:22.92 ID:PmjQOgNI0
姉さんかわいい支援
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 15:32:24.05
ID:ojT8hcB7O
弟「…」
姉「…」
姉「…」ペラッ
弟「…」モゾ
姉「…」
弟(眠る気配が、無い…)
弟(かくなる上は、姉さんがこちらを向かずに寝てしまう事と仮定して…姉さんの気配と匂いで、鎮めるしか…)
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 15:32:57.67
ID:hvjNlJrd0
待て何をするつもりだwwwww
あ、ナニか
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 15:38:56.24
ID:ojT8hcB7O
弟「…」モゾゾ
弟「っ…」モゾゾモゾゾ
弟「…」
弟「フゥ」
姉「まだ、起きていたの?」
弟「いいえ、寝ました」ツヤテカ
姉「昨日は助かったわ、結局ベッドは使わなかったけれど」
弟「空調が壊れた時だけと言わず、いつでも来てもらって構わないよ姉さん」
姉と空調 了
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 15:40:26.92 ID:PmjQOgNI0
^´
∨// /,∠ ,. ' /l/// /, ' , '/ ! |
l }´ 〈
〉 変 〈/ , ' // ̄`><
/// /// _,.=‐|'"´l l〈 変 /
〈 態. ∨, '/l| ,.'-‐、`//`7/ /''"´__ | ハ l丿 態 {
人) ! ! (/! |ヽ〈_ ・.ノ〃 〃 / '/⌒ヾ.! ,' !く ! ! (_
ト、__/ ヽ、_,.イ /l l |:::::::```/:::::/...´.. //´。ヽ }! ,' !! ) /
ト' 亦 ,イ⌒ヽ/ !l l ! l し J ::::::::::::::::::::``‐-</ / ,'、`Y´Τ`Y
l 夂 (ハ ヽ l i ! l ', ! , -―-、_ ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl
ヽ 〉,\ ! i ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、 ι 〃,'/! ヽ、\
ヽ、
! 能 // ,' lヽ! ii ',l ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、! / ハ ノヽ._人_从_,. \
| 心 { / ,' ' ,! ll l`、 { ヽ' \ ヽ ' '´
Λ ',} ( \
.丿 ∨ // ,',! l l l ヽ`、 \ \ ∨ し /! ∨ 変 ,ゝ、
∧ / / ヾノ //l l l l、_ヽ\ \ ヽ , ' ,.イ |ノ
態 (ヽ
/ノ__ ゚ ゚ (⌒`〃'j | l l l `ヽ
`ヽ、.ヽ _,.}'′
,.イl { | ヽ ! ! ,ゝ\
/ /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l l l } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! ! | )_
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 16:06:34.13
ID:ojT8hcB7O
姉「そこに座りなさい」
弟「何でしょう、姉さん」
姉「学園祭の出し物を決めてきたわ」
弟「あぁ、恒例の奴ですね。姉さんのクラスは何を?」
姉「…メイド喫茶」
弟「とても興味深い」
姉「と言っても、男子が扮する女装メイドなのだけれど」
弟「こういう時に限って不真面目にウケ狙いをするのは、間違った方向性だと思います」
姉「不真面目過ぎるわよね、メイド喫茶だなんて」
弟「論点はメイド喫茶よりも、なぜ女装という色物に走ったかという点です」
姉「それは私の提案なの」
弟「なんと…」
姉「えぇ。メイド、コスプレ喫茶なんてものはどこも考えるものでしょう?
やはり意外性を持ってして出し物と呼ぶに足ると思うのよ」
弟「姉さんにはフロンティア・スピリッツより…もっと、伝統に生きて欲しいです」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 16:26:44.20
ID:ojT8hcB7O
姉「学園祭に定番とされているものが良いと、弟は考えるのね」
弟「少し語弊がある気もしますけど、あらかたそうです」
姉「では、貴方の言う所の伝統的な出し物とは例えば何かしら?」
弟「喫茶店…マンガ喫茶やコスプレ喫茶などの枝別れはあるにせよ、
必ずどこかのクラスがやっている物です」
弟「同じく人気なのは屋台や出店にあるもの。チョコバナナ然り、クレープ然り」
弟「つまりは、それらを繋ぎ合わせ的確にサービスと併せて昇華した形…
それこそメイド喫茶だと思います」
弟「それを、安易にウケ狙いや奇抜性等で崩すべきてはないんですよ。
フルーツサンデーに納豆や塩辛をトッピングするような物です」
弟「だから是非とも姉さんには正統派を貫いて欲しい。メイド喫茶をして欲しいと考えています」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 16:34:48.28
ID:R0GjpXuFO
なんという論理家庭www
こんな家族なら毎日が楽しいだろうな
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 16:38:39.30
ID:/x+O6cqq0
旧家で格式高くて厳かなんだけど、
家族全員変態
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 16:44:24.09
ID:ojT8hcB7O
弟「第一に、何故姉さんともあろう人が女装だなんて不健全な提案を…」
姉「言われてみれば確かに、奇抜性以外にひき付ける物も無いわ」
弟「もしそれが、姉さんの個人的な願望を乗せたものだとしたら…」
姉「私が不健全な意志で出し物を決めたと?」
弟「姉さん…きっと、押さえの利かないものだったんでしょうね。
僕で良ければ、解消に協力させてもらいますが」
姉「ありがとう…ではお言葉に甘えて早速着替えて来てちょうだい」
弟「姉さんの為なら喜んでやらせてもらいます」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 18:39:39.37
ID:gBwtSvil0
弟「着替えてきました・・・姉さん。これで良いでしょうか」
姉「案外、似合うじゃないの。ウイッグまで用意がいいわね。でも、どこかで見たような服だわ」
弟「気のせいです、姉さん。これは姉さんにはサイズが合いませんよ」
姉「まだ何も言っていないわ。それに、合わないとはどういう意味かしら」
弟「いえ、その・・・優美な上半身と引き締まった下半身と言う意味です」
姉「おなかが空いたわね。甘い物・・・ハーゲンダッツが食べたいわ。買って来て頂戴」
弟「畏まりました。このままでしょうか?」
姉「このままです」
姉と学園祭準備 了
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 18:43:49.85 ID:PmjQOgNI0
遅かったじゃないか…ID変わっちゃった?
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 18:44:52.63
ID:tOD6GR5G0
4\
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 21:36:00.11
ID:ojT8hcB7O
姉「済んだ事は良しとしてしまいましょう」
弟「寛大ですね」
姉「そうでなくては、私は貴方の姉をしていないでしょうね」
弟「寛大ついでに…いいえ、やめておきます」
姉「賢明ね、弟。恐らくかこつけて寛大の枠を越えた提案を述べる所だったでしょうね」
姉「まぁ、貴方の普段の働きに免じてそれを聞く事を良しとしましょう」
弟「本当ですか?嘘偽りは…姉さんなら有り得ませんね」
姉「さぁ、言ってごらんなさい」
弟「そうですね、まず素足にスカート…いえ。姉さんにこのタイツを履いてほしブッ」メリィ
姉「許容出来ないわ」
姉と寝過ごし 了
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 22:30:18.17
ID:ojT8hcB7O
姉「そこに座りなさい」
弟「師走ですね姉さん」
姉「年末にかけて、確かに忙しいから…師も走るとはよく言ったものね」
弟「姉さん、聖夜にご予定は?」
姉「二、三の用事があるわね」
弟「僕がお手伝いできる事は何かありますか?」
姉「無いわ、今の所」
弟「そうですか。些か助力出来ない自分が恨めしく思えます」
姉「貴方こそ、予定は?」
弟「願わくば姉さんと過ごすことですが、親類や友人に招待を受けています」
姉「そう…出先で粗相の無いように、貴方は出来た弟だから無用の心配でしょうけれど」
弟「気にかけていただけて、それだけでも僕は幸福です…姉さん」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 22:33:56.47 ID:PmjQOgNI0
姉援
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 22:39:27.70
ID:ojT8hcB7O
弟「全く、行事というのは面倒事が多い」
叔父「あぁ、全くだな」
弟「これは叔父さん…失礼しました、失言を許して下さい」
叔父「なに、無理を言って君を引っ張り出したようなものだ。多少の不満も出るものだよ」
弟「一通りに挨拶は済ませたのですが、僕はまだここに居るべきでしょうか…」
叔父「ん、そうか。すまなんだ…まだ聖夜が終わるには時間がある、行きなさい」
弟「はい、有り難うございます。よいお年を、叔父さん」
叔父「どれ、使いの者に送らせよう」
弟「お構いなく。早る気持ちを落ち着かせる為にも歩いて向かいます」
叔父「そうか、気を付けてな。よい年を」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 22:46:50.47
ID:ojT8hcB7O
弟「ただ今帰りました」
弟「…まぁ、父さんと母さんは今頃ディナーなんでしょうけど」
弟「姉さん、いらっしゃいませんか?姉さん?」
弟「なるほど誤算…いや、まさかとは思ったけれど…そうか、姉さん…」
弟「いずれは来る日だとは覚悟していた…つもりですが…いざ来ると、辛い」
弟「姉さん…お幸せに」
弟「明日は休日か…だけど、何を楽しみとする訳でもないか。寝てしまおう」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 23:02:53.02
ID:ojT8hcB7O
姉「こんばんは、弟」
弟「…ぇ、姉さん?」
姉「予定より随分と引き留められてしまったわ。悪いわね、起こしてしまって」
弟「いえ、僕は姉さんがもう今夜中には帰らないとばかり思ってしまって」
姉「なんとか隙を見て抜け出して来たわ…最も、既に26日なのだけれども」
弟「姉さんが居るなら、僕は日付や行事に特に意味を求めません」
姉「そう…ともかく。ケーキを用意はしたのだけれど、一人で食べ切れないので手伝ってくれないかしら」
弟「喜んで。ぜひとも手伝わせてください」
姉と聖夜 了
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/06(日) 23:19:54.46
ID:ojT8hcB7O
姉「そこに座りなさい」
弟「少し、気分がよくないです」
姉「やっぱり、昨日無理し過ぎたのね」
弟「いえ、僕がしたいと申し出たのですから…」
姉「だからといって、私も少し大人気が無かったわ。謝罪します」
弟「その憂いた表情だけで、僕はもう全快します」
姉「便利な体質ね。それでは、本題に入りましょうか」
弟「はい」
姉「妊娠したの」
弟「」
姉「ハムスターが」
弟「わざと間を置いて言わないで下さい、心臓が止まりました」
姉「学校で飼育しているものなのだけど、恐らく引き取り手が必要になるわ」
弟「学校で飼育しきれないのですか?」
姉「既に、許容を越えて溢れている状態よ」
弟「始めに雄と雌を一緒に飼ったのが原因ですね」
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 00:05:17.32 ID:axbLyuR40
姉の日は終わってしまった
141 :米田
◆YONE/zixE6 :2009/12/07(月) 00:06:01.85 ID:y9ympg9E0
_, ,_ 問題は無い
( ・∀・)
( ∪ ∪
と__)__)旦~~
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 00:08:26.43
ID:sZtslUXH0
姉を愛するならば、それは毎日が姉の日だ
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 00:27:45.62
ID:zK1IhuCW0
弟は永遠に姉を慕う
親戚の姉弟を見ててそう思いました 結婚してるのに 姉弟仲良すぎ
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 02:02:48.59
ID:A8j0SqvQO
弟「それにしても、係の人間はどうしたのですか?」
姉「失踪したわ」
弟「そんな、まさか…たかがハムスターくらいで大袈裟な…」
姉「ハムスター関連ではなく、何かしら事情があっての事でしょうけど」
弟「何にせよ穏やかじゃないですね」
姉「貴方、産まれたら何匹か育てる気は無い?」
弟「あいにくですが、僕はもっと可愛いペットを既に飼っています」
姉「そう、それは残念。ともかく弟、私はこれから里親探しに奔走する羽目になったの」
弟「では里親探しをお手伝いさせて下さい」
姉「貴方ならそう言ってくれると思っていたわ」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 02:14:23.14
ID:A8j0SqvQO
姉「思いの外、あっさりと事態は解決したわね」
弟「まさか、ハムスターが失踪するなんて…」
姉「飼育の係は戻って来たみたいだけれど、ハムスターは消えたまま」
弟「恐らく、何者かによって始末されてしまったのでは」
姉「夢のある話をすれば、係の者の身代わりに消えたと考えるのが良いかしら」
弟「何にせよ腑に落ちない終息ですね」
姉「ところで…貴方のペット、私も見たいわ」
弟「…冗談でした」
姉「話していた貴方の惚けた顔は、冗談とは言っていなかったけれど」
弟「怒らないで下さいね」
姉「何故私が怒るのかしら?」
弟「姉さんです」
姉「…弟。貴方は何か勘違いをしていますね」
弟「すいません願望でしたただの戯れ事虚言です許して下さい」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 02:29:55.73
ID:A8j0SqvQO
弟「姉さん」
姉「身をもって味わうのが一番の解決だと思うの。貴方はペット」
弟「姉さんのスカーフを首に巻かれただけですが」
姉「私は貴方に、よく言う性奴隷云々な下賎な扱いをする気は無いの。
それとも…弟はそれこそが望んでいた事だとか?まさか」
弟「滅相もないです姉さん。ただ僕は、姉さんに対して愚かな幻想を抱いた事を悔いているだけです」
姉「良い子ね、反省しなさい。そして自分の立場をわきまえる事ね」ナデナデ
弟「僕はペットとして、何をすれば良いのでしょうか?」
姉「まぁ、普段とそう大して変わらないと思うけど…私の為に尽力してちょうだい」
弟「あぁ、なるほど。確かにいつも通りですね」
姉と愛玩動物 了
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 07:55:04.18
ID:A8j0SqvQO
姉「そこに座りなさい」
弟「おはようございます姉さん」
姉「私のヨーグルトが忽然と消えているのだけど」
弟「以前手酷い仕打ちを受けた僕以外かと思います」
姉「そうね、さすがに貴方も懲りたでしょうから…捜査対象から外しましょう」
弟「となると、残るは父さんか母さんになりますが」
姉「…どちらも嫌な相手ね」
弟「どうやって特定するんですか?」
姉「台所…流しを見たら、容器だけが置かれていたわ」
弟「二人とも食べ方には特徴がありますから、勝ったも同然ですね」
姉「それが…容器は綺麗に洗われて、痕跡は見事に消されていた」
弟「侮れない、流石僕らの親だけはありますね」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 08:05:50.57
ID:A8j0SqvQO
弟「姉さん、食器棚を見てみましょう…使った食器から、どちらが使用したか判るかも」
姉「既に調べたのよ、だけど…」
弟「まさか、食器は使われていない?」
姉「えぇ…スプーン各種、蓮華、箸やお玉にいたるまで…昨日の夜から変化が無かったの」
弟「まさか、手で直接…いや、そのまま一口に?」ゴクリ
姉「無きにしもあらず…しかし、あの二人がそんな下品な食べ方をすると思える?」
弟「思えません。ですが、万一という事も…」
姉「そこで新たな選択肢が出て来るわ、解るかしら?弟」
弟「手を汚さず、行儀を乱さず、痕跡の無い…あぁっ、そうか!」
姉「そうよ。きっとカップ系デザートを購入した際に、貰ったスプーンがあったのよ」
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 08:22:11.58
ID:A8j0SqvQO
姉「私はお母様の部屋を捜索します、貴方はお父様の部屋を」
弟「了解しました、行ってきます」
姉「…どうだったの、そちらは」
弟「駄目です、ごみ箱や部屋の外数メートル内も探しましたが何も…」
姉「こちらも手掛かりは何一つ無し、これは予想以上に厄介ね」
母「おはよう。朝から慌ただしいけれど、何かありましたか?」
姉「私のヨーグルトが何者かに盗られました」
母「それで、誰か判りましたか?」
姉「失礼ながら、お父様かお母様のどちらかだと」
母「そう…でもヨーグルト位で騒ぎ立てる事もないでしょう、同じ物を買ってくると良いわ」
姉「いえ、せっかく気分が乗っているので解決まで行こうかと」
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 08:46:52.77
ID:A8j0SqvQO
父「どうした、家族会議なら私を呼んで欲しいものだが」
姉「お父様、私のヨーグルトが何者かに盗られました」
父「ふむ、娘は日課のようにヨーグルトを食べているからな。よく知っている、私ではないな」
弟「失礼ながら、父さんの部屋のごみ箱と周囲を調べました」
父「私は潔白であるからな。まぁ、真実の追求という点で妥協しない事は大事だ」
姉「疑ってしまい申し訳ありません。お父様、お母様」
母「良いのよ、ともかく朝食にしましょう。姉、手伝ってくれるかしら?」
姉「はい、喜んで」
弟「父さん、先程から持っているそれは?」
父「あぁ、冷蔵庫にヨーグルトが無かったからからな。買いに出ていたのだ」
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 08:59:04.34
ID:A8j0SqvQO
姉「お母様、ふきんは濡らさなくて良いのですか」
母「ええ、もう濡れているでしょうからそのまま使って頂戴」
弟「それにしても、結局真実まで辿り着けませんでしたね」
姉「…私は、判ってしまったわ」
弟「本当ですか」
姉「えぇ、でも誰も食べてはいなかったのよ」
弟「話がよくわかりません…姉さんのヨーグルトは、無くなったんですよね?」
姉「誰も食べていないのに無くなった、その場合考えられるのは」
弟「捨ててしまった…もしくは、不意に零した?」
姉「そう。そこまで来れば後はわかるはずよ」
弟「…あぁ、なるほど。あの二人は本当に仲が良い」
姉とヨーグルト 了
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 09:17:43.87
ID:UMBHoQgTO
純粋な僕にはわかりません><
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 12:10:18.95
ID:A8j0SqvQO
姉「そこに座りなさい」
弟「何かご用ですか姉さん」
姉「ソースの香りが恋しくなったわ」
弟「では、今夜は粉物ですね」
姉「いいえ。さほど量を食べたい訳ではないから、今からおやつにしようと思います」
弟「わかりました、僕は何をしましょうか」
姉「まず、何を作るのか決めかねているのだけれど」
弟「代表的な所だと焼きそば、タコ焼き、お好み焼きが上げられます」
姉「そういえばいつだったか、大阪駅の地下で食べた烏賊の…美味しかったわ。」
弟「あぁ、アレですね。名前が出てこないですけど」
姉「関西圏の友人が居れば作ってもらえるのかしら」
弟「関西では、タコ焼きの方が一般的であるイメージが強いですが」
姉「何にせよ、話題にしていると更に食欲がそそられてきたわ」
203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 12:13:06.52 ID:j02RD+in0
>>1全然寝てない気がするけど大丈夫?
乙だけど無理はしないでね〜保守はまかせて
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 12:20:59.77
ID:A8j0SqvQO
弟「姉さん、ここで僕は大変な事を思い出しました」
姉「続けて」
弟「粉も、そばもストックがありません」
姉「なんてこと」
弟「近所の小売店へ行ってくれば事は済むと思いますが、一番近い店との往復に40分を要します」
姉「青果や食品を扱っている店舗があったでしょう?歩いてすぐの所に」
弟「それが生憎、定休日のようでした」
姉「計られたかの様に休むのね、困った店舗だこと」
弟「…いえ、実は粉のストックがあるにはあるのですが」
姉「それを使いましょう、何か問題が無ければ」
弟「ホットケーキミックスなんです」
姉「なんてこと」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 12:33:51.66 ID:Tbs9r8ySO
お好み焼き粉で作ったホットケーキはとんでもない味になる
逆もまた然別
207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 12:40:15.22
ID:A8j0SqvQO
弟「メーカーによって、お好み焼きにも使えると記載されているものもありますが、これは森永のです」
姉「甘いお好み焼きも、タコ焼きも食べたいと思わないわ」
弟「出前を取るのはどうでしょうか?」
姉「妙案ね。果たしてそんな出前が存在するのか謎だけど」
弟「PCの検索にヒット、タコ焼きの宅配は存在しました。お好み焼きもあります」
姉「よくやったわ、流石ね」
弟「…ここはエリア外でした」
姉「取り消すわ」
弟「申し訳ありません、僕の情報元ではここで手詰まりです」
姉「口惜しいわね。しかし今から40、更に作成に15分程度と考えても1時間は待たなければならないなんて」
弟「絶望的ですね」
210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 12:51:17.99
ID:A8j0SqvQO
弟「姉さん、ごめんなさい。僕は食欲に屈します」
姉「何を言うの、もしかしたら時間的に偶然お父様かお母様の帰宅連絡があって
…あわよくば、今夜は粉物で食卓を飾れるかもしれないわよ」
弟「僕はそこまで粉物に執着していませんから」
姉「ここにきて私を裏切るのね、いいわ。弟、貴方をもう弟とは思わないわ」
弟「僕はクレープを作成して、残っているアイスと頂く事にしましたから」
姉「えっ」
弟「姉さんの手が借りれたら、生クリームの作成にまで手が回ったのですけど…残念です」
姉「わかりました、妥協しするわ。早速取り掛かりましょう」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 13:11:08.09
ID:A8j0SqvQO
姉「…先程までの苛立ちが嘘のようね」
弟「何故か甘いものを食べている時点では、苛立ちと無縁らしいですから」
姉「よく言ったものね…そう言えば、チョコレートソースがあったと思うのだけど」
弟「ええ、冷蔵庫に入っている筈です」
姉「これね。貴方も使う?」
弟「僕はもう食べ終わったので、対象がありません」
姉「最後の一口に、ふんだんにトッピングするというのも贅沢よね」
弟「僕も少し、残しておけばよかったかもしれない」
姉「はむっ…」
ゴフゥッ
弟「姉さん!?しっかりしてください!姉さんッ!!何が…」
弟「まさか」ペロッ
弟「姉さん…お労しい…」
姉と粉物 了
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 13:15:45.63
ID:x0vFdYst0
ソースか?
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 13:15:54.48 ID:RisuGzD5O
ブルドック中濃ソースと間違えちゃったんだね^^
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 13:18:55.70 ID:Aj4CTgmp0
バーローwwwwwww
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 13:27:04.30
ID:A8j0SqvQO
姉「そこに座りなさい」
弟「何か、気分を害しましたか?」
姉「…」コホン
姉「ねぇ弟くん、今日はお姉ちゃんと寝よっか!」
弟「」
姉「どうしたの?黙ってるなんて…お姉ちゃんちょっと淋しいぞ?」
弟「」
姉「あーっ!さては他の女の子の事考えてたなっ!もぅ、浮気はダメだよ!」プンプン
弟「」
姉「と、標準とされる姉キャラクターを演じてみたけれど…やはり私には合わないものね」
姉「今まで積み重ねた人格、というのも要因の一つだけれど…
それらに都合よくマッチする配…弟?」
弟「」ゴトッ
姉「…救急車を手配しましょう」
姉と姉キャラ 了
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 13:42:33.79 ID:sTqOPXin0
なんで俺には姉がいないのだろう
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 14:06:45.16
ID:Mz7+bMmH0
絵師。>>216のを頼む。
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 14:08:10.31
ID:A8j0SqvQO
姉「そこに座りなさい」
弟「なんでしょうか」
姉「世の中には姉が居なくて不幸と思う人も居るようだけれど」
弟「不幸ですね」
姉「そう。でも…もしも私でなく他の姉が貴方の姉弟だったなら。そもそも姉が居なかったら」
弟「想像もできませんね」
姉「私は時々、貴方が居なかった場合を考えるの」
弟「そんな想像、して欲しくはないです」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 14:10:11.33
ID:A8j0SqvQO
姉「まだ貴方が居なかった時、私は姉妹ができるようにお願いをしたものだわ」
姉「誰ともなく、神様か星にでも願っていたのでしょうね」
姉「それから…ふと気が付けば、貴方は私の弟だったわ」
姉「つまり、それとなく欲しかった物が与えられる事があるのよ。
それと気付くもの、気付かないものも含めて」
姉「それに気付ける様にするには、願うことも欲しがることも止めない事ね」
弟「では、そういった気持ちはいつか何かしらの形で報われる…という事ですか?」
姉「そうね、かい摘まんで言えば」
弟「僕は、これ以上何を望んで行けば良いのだろうか」
姉と欲しがること 了
227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 15:45:10.69
ID:A8j0SqvQO
姉「そこに座りなさい」
弟「はい」
男「俺もですか?」
姉「…どちら様かしら」
弟「僕の友人です、姉さん」
姉「いつも弟がお世話になっています、姉です」
男「あ、えっと…俺の方こそ…お世話になってます」
姉「で、弟。今日はこの方と外出するのね」
弟「はい。他に二名、男の知り合いも来るそうです」
姉「そう、気をつけて。男さん、何かありましたらこちらにお電話下さい…今日は私が居ますから」
男「は、はい…」
弟「では行ってきます、姉さん」
姉「ええ、それでは気をつけて」
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 15:53:58.09
ID:A8j0SqvQO
男「…やっぱ、姉弟ってだけあるよな。雰囲気似てるし、綺麗っていうか美人だし」
弟「そうかな。綺麗ではあるけど…どちらかと言えば可愛い人だよ」
男「お前くらい女ったらしになると、そう見えるのかもな」
弟「僕は誰かと交際したわけじゃないから、たらしと呼ぶのはおかしいな」
男「ま、何でもいいけどさ。今日だってお前とどうしてもデートしたいって奴なんだぞ?」
弟「でも、男も居るんだから恋愛とは違うだろうね」
男「…普通、女の子から誘うなんてのは勇気要るんだぞ?ダブルデートって事にはなってるけど」
弟「…僕も、姉さんを同じ様にデートに誘えたらいいんだけどな」
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 16:02:21.79
ID:M3GQBsVHO
姉不孝な弟だな
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 16:06:39.09
ID:A8j0SqvQO
「あの! 組の、 です!こんにちは、弟さん!今日は、ありがとうございましたっ!」
女「ほらほら、そんなに緊張しない!弟くん、今日は宜しくね?」
弟「あぁ…この遊園地で過ごすのか、久し振りに来たな」
男「おい、 ちゃんの事見とけよ?一緒に回るんだからさ」
弟「わかってるよ、大丈夫。それじゃ行こうか、 さん?」
「は、はい!よろしくおねがいしますっ」
女「ありゃ〜、なんか速攻で固くなっちゃってるよ…」
男「大丈夫なのかよ…最悪、弟が帰らないと良いな…」
「ひゃわっ!?」
弟「ほら、大丈夫?人が多いから転ぶと危ないよ」
「は、はひ…」ポヤヤン
男「…なんつーか、天性のものを感じるな。嫉妬通り越して拝みたくなる」
232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 16:18:15.87 ID:A8j0SqvQO
男「女、俺にも誰かからのアプローチは無いものかね?」
女「さぁね。あったらあったで…マージン貰おうかな」
男「お前は人身売買でもしてるつもりか、鬼め」
女「あの子、いい子なんだけどなぁ…惚れた相手が悪いよね」
男「言うなよ、俺らもあの子もバカみたいじゃねぇかよ」
女「ていうかさ、弟の好みってどんなよ?宇宙人とか?もしくはトンデモB専とか」
男「さぁな…でも、もしかすっとシスコンかも」
女「えっ!?じゃあ…あの子、無理じゃん…カワイソ過ぎる」
男「いや、でも実際あいつが惚れそうな人間って検討つかないぜ?
友達もそれなりにジャンルがバラけて居るし」
女「ほぅ…では、あたしでも脈ありとな」
男「そりゃ無ぇわ」
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 16:33:12.29
ID:A8j0SqvQO
「あの…弟さん、もしよかったら、また私と…」
弟「うん」
「…ひぇ!?本当ですか!?や、やったぁ!!あ、ありがとうございます!」
弟「…綺麗だなぁ、夕日」
「そ、そう…ですね…」
弟(姉さんと来たいな、一日中回って…こうして、観覧車に揺られて…)
弟「男たちとの待ち合わせ、そろそろだね」
「あぅ、その、女ちゃん、OKだったら…二人で、居ても、良いって…」モジモジ
弟「今日ここに連れて来てくれたお礼言いたいし、僕は待ち合わせの所行きたいな」
「そ、そうですよね!?やや、やっぱりお礼言わないとですよね!えへへへ…」カァァ
弟「暗くなる前に帰らないといけないし…ね」
(弟さんって、やっぱりすごく性格も良いんだなぁ…お友達にお礼だなんて、私すっかり忘れてたもん)
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 16:52:33.93
ID:A8j0SqvQO
弟「ただいま、姉さん」
姉「お帰りなさい、楽しんで来たの?」
弟「久し振りにあの遊園地に行ってきました、相変わらず観覧車からの景色は綺麗でしたよ」
姉「そう…私もしばらく見ていないから、機会があればまた見たいわね」
弟「…」
姉「そういえば、先程女性から電話が来ていたわ。
名前を名乗らなかったけれど『今日は有難うございました』と伝えて欲しいそうよ」
弟「あぁ、きっと今日一緒に居た人です。友人と一緒に帰りましたよ」
姉「…それで、他には?」
弟「いえ、特に変わった事は…あ」
236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 16:53:34.36
ID:A8j0SqvQO
姉「そこに座りなさい」
弟「申し訳ないです、お土産の事を失念していました」
姉「…自分で気付けたのは良いとしても、遅すぎたわね」
弟「あの、そ、それでは代わりに、今度姉さんを遊園地に連れて行くというのは」
姉「代わりでエスコートされるなんて、私は嫌よ。却下します」
弟「…済みませんでした」
弟「確かに、ちゃんと誘うには勇気が要るな…僕は、もっと勇気が欲しい」
姉と誰かと弟と(前) 了
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 17:06:59.76 ID:ubBMY/QM0
頑張るんだ弟
238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 17:07:31.91
ID:A8j0SqvQO
姉「そこに座りなさい」
弟「珍しいですね、その服を着るのは」
姉「知り合いにどうしても会って欲しいと頼まれた男性が居て、
今日はその男性とお付き合いをする事になったの」
弟「えっ…デート、ですか?」
姉「そうね。食事をして、町を散策して、その男性と行動を供にする予定よ」
弟「初耳です、前もっての予定ではなかったのでは?」
姉「本当は、女性の知り合いと行くつもりだったのだけれど…
急に予定が入ってしまったらしいの。予約を入れた店もあったから、代わりに…と」
弟「僕は反対です。明らかにそれらは仕組まれているようにしか…」
姉「失言よ。もし本当に急用だったのなら、交遊関係を自分から切ることになるわ」
弟「ですが、姉さん…」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 17:31:39.01
ID:A8j0SqvQO
姉「お父様の御友人のお店なの、あちらも楽しみにされているそうだから」
弟「…姉さんの事ですから、既にあらゆる対処を考えているのでしょうけど」
姉「そうね、有事にも備えは十二分よ」
弟「でも、心配です」
姉「ありがとう、でも無用よ。行って来るわ」
弟「…行ってらっしゃい姉さん、気をつけて」
弟「駄目だ。いくら姉さんが頭の回る人でも、もし相手の男に悪意があれば…」
弟「よし、僕は有事に備えて後を追う事にしよう」
弟「姉さんなら…特定の施設に入る際、違和感の無いように異性と行動を供にするだろうな」
弟「出来ればもう一人、援護をしてくれる友人が居れば…」
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 17:42:51.30
ID:A8j0SqvQO
女「…で、急遽呼び出されてしまいましたとさ」
弟「済まない。でも、もしも何かあってからでは遅いんだ」
女「男も暇でよかったよね、今マックに居るってさ」
弟「頼れる友人が居て、とても感謝してるよ」
女「まぁ、10人位相手にするなんてのは無理だろうけどね…あたしはさっさと逃げて、男と警察呼ぶから」
弟「あぁ、もしもの時は僕が手出しはさせない。姉さんにも、君にも」
女「…あー、あんまり軽く言っちゃう台詞じゃないよソレ。グッときちゃうから。うん」
弟「…来た、あいつか」
優「こんにちは、姉さんだよね?聞いてた通り美人だからすぐわかったよ」
姉「 の友人の姉です、今日は急だったのに来ていただいてありがとうございます」
優「気にしないで、さ…先ずは何処に行きますか?車も回しますよ」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 17:55:59.58
ID:A8j0SqvQO
弟「車で移動されると苦しい…タクシーで追う形になるかな」
女「でも、弟の話だとそんな遠出はしないんじゃないの?」
弟「もしもの場合がある、複数人出て来たらすぐに警察とタクシーの手配が出来るように…」
女「なんか探偵ものみたい。あ、移動した」
優「そうなんだ、じゃあ車は持ってこなくても良かったかな?ハハハ」
姉「気を回せる方なんですね、女性が放って置かないのでは?」
優「そうでもないよ、恋愛となると…こと、綺麗な女性にはいつも振り回されてしまって」
女「なんだアレ、耳が溶けるかも。あたし」
弟「…少し、羨ましいな」
女「弟が、アレを?…人間、何が羨ましいかなんてわかんないね」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 18:09:10.76
ID:A8j0SqvQO
女「…とくに、それっぽいヤバさげ空気は無いね」
弟「今の所は、ね」
女「やめてよ…ちょっと怖いじゃん」
弟「…何も無いなら、それが良いんだ」
優「あぁ、この先にインテリアショップがあるんだ…よければついでに、寄っても良いかな?」
姉「えぇ、構いません。女性の行く店ばかりで、退屈だったでしょうし」
優「いやぁ、勉強になりますよ?女性の好みだとか、センスっていうのは。」
姉「ふふ、お上手ですね」
優「是非僕に、インテリア選びの御教授をしてもらいたい」
女「男に後で教えてやろうかな、あいつの台詞回し」
弟「男があんな喋り方したら、僕は嫌かもしれない」
女「あたしは気持ち悪さが見てみたいな」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 18:30:20.51
ID:A8j0SqvQO
優「こういうソファで、ゆっくり映画を観たりするの…憧れるなぁ」
姉「…この座り心地は良いですね、姿勢も楽ですし」
優「えっ、本当?」ボフン
優「あぁ、確かにこれは良いですね…根を張りたくなってしまう」
弟「…」
女「距離を縮めに来てるなぁ、触れはしてないけど」
弟「…」
女「落ち着きなよ、弟。このぐらいで飛び出して行ったら笑えないよ」
弟「…わかってる」
姉「この食器、面白いですね」
優「三日月と、満月に分かれるプレートか…前菜とメインを分けて出すのにも使えそうだな」
姉「お料理、なさるのですか?」
優「あ、えぇ…一人暮しですし、趣味もあって」
姉「私はあまり得意ではないから、料理が得意な方は尊敬します」
優「いやぁ、僕も得意とまでは言えませんよ…一人でいると、一通り身についてしまうだけで」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 18:39:43.85
ID:h1hgyVT+O
支援
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 18:48:38.01
ID:A8j0SqvQO
女「お父さんの友達の店なんでしょ?大丈夫だって」
弟「別れる所まで、安心できない。姉さんに怒られても構わない、
僕はアイツが離れるまでは絶対に帰らない」
女「…頑固だね。まぁ付き合うよ、お腹も減ったしさ」
女「あ。マックにずっと居させるのも可哀相だし、そろそろ男も呼んでいいかな?」
弟「そうだね、すぐ動ける頭数は多い方が良いし」
女(物騒な言い方するなぁ、ほんと)
優「では、今日偶然知り合った記念に…」
優 姉「「乾杯」」 チン
姉「誰かと二人で外食するなんて、数えるほどしか無いわ」
優「そうは言っても、ノンアルコールだけどね」
姉「雰囲気で酔う人も居るらしいですよ」
優「姉さんの雰囲気になら、僕は酔っていたいね」
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 19:12:19.19
ID:A8j0SqvQO
優「そうなんですか、姉さんは顔が広いんですね」
姉「私個人で言えば、まだまだ狭いです。親の七光りと言われても仕方ない程度で…」
優「これだけしっかりした方なら、ご両親も鼻が高いでしょうね」
男「ピザうめぇな…」
女「ん、このラビオリのソース好き。本格的だよね、さすが弟の親だわ」
男「その友達だろ」
弟「…」
男「どうしたよ、お前も食った方がいいぞ?割り勘だし」
女「さっきからあんたばっかり食べてるしね」
男「お前も食ってるじゃねぇか…」
弟「…」
姉「うふふ」
優「やっぱり素敵な人ですね、姉さんは」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 19:34:18.85
ID:A8j0SqvQO
優「もうお別れですか?まだライトアップも疎らなのに…」
姉「えぇ、 との約束はここまでだったので」
優「今から行けば、レインボーブリッジにタワー、ヒルズのネオンも愉しめると思うんだけどなぁ…」
姉「夜景も見て回りたいですけど…人を待たせていますから」
優「…そうですか、先約があるなら仕方ない。また、近いうちにお誘いして良いですか?」
姉「えぇ。気が向いたらまた、誘ってみて下さい」
男「…さて、俺ら帰るか」
女「フェミニストで良かったね。まぁ、今後もちょっかい出してくるだろうけどさ」
弟「…はぁ、よかった」
姉「さ、帰りましょう」
弟「!!」男「え」女「あ」
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 19:44:31.83 ID:h0jMziH00
ばればれか
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 19:48:15.70
ID:A8j0SqvQO
男&女「「すんませんでした」」
弟「…」
姉「怒ってはいないわ、呆れてもいないし。
私の身を案じての行動だし、変に手出しもせず見ていただけだもの」
弟「姉さん…」
姉「相手にばれなかった事を合わせても、合格点はあげられないわ」
女(尾行に評価つけるなんて、つくづくただ者じゃないよこの人)
男(この弟に、この姉ありって事だな…)
姉「…弟、顔を上げなさい」
弟「姉さんが、心配だったんです…」
姉「ここに、先程買った食器があります。貴方はこれに素敵な料理を盛りつけなさい」
姉「それの出来次第で、合格点を出せるでしょう」
弟「…ありがとう、姉さん」
男(この姉弟、凡人の俺には着いていけねぇよ)
女(でも、近くで見てたいね。なんかさ)
姉と他人と弟と(後) 了
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 22:10:37.73 ID:j02RD+in0
絵投下支援
>>219(>>216姉と姉キャラ編)
http://ime.nu/uproda.2ch-library.com/194816OqF/lib194816.jpg
http://ime.nu/uproda.2ch-library.com/194817zGy/lib194817.jpg
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/07(月) 22:13:52.45
ID:Mz7+bMmH0
>>270
黒酢吹いたwww萌えないがすきだwww
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 05:59:00.22
ID:6b+zhf0XO
姉「そこに座りなさい」
弟「この家にも火燵があったのですね」
姉「いいえ、先程母方の親戚から送られて来たらしいわ」
弟「和室があって良かったですね、洋室にぽつねんとある火燵はある意味面白いですが」
姉「この際、掘ごたつに出来る様に和室の改修を依頼したい所ね」
父「それには及ばない、実は既に手が入っているのだ」
弟「なんと」
姉「流石ですね、お父様」
父「なに、至極当然の計らいだ。弟、一度卓をずらすぞ」
弟「はい」
ズズズズ カパン ズズズ
父「掘ごたつの形を取れば、だらし無く寝相を曝す事を防げると思ってな」
姉「そうですね、そのまま横になると…ついつい気が緩みきってしまいますから」
弟「それを見れないのは残念な気も…失言でした」
296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 06:26:28.11 ID:6b+zhf0XO
弟「焙じ茶と…お茶受けは何にしましょう。ここは定番な」
姉「かき揚げを」
父「赤福を」
弟「…僕は、蜜柑かと思ったのですが」
姉「えぇ、確かに蜜柑は手軽かつ無難と言えるわ。
だけれど別に水分があるのなら…不足する他の物を補うべきだわ」
父「私はそこで糖分を摂るべきだと考える。温かさで適度に解れた緊張、
そして糖分…思案に耽るには、とても良い状態なのだ」
姉「過剰摂取は弊害を産みます、お父様。医師から警告を受けてからでは遅いですよ」
弟「その点で蜜柑は、無難と揶揄するには勿体ないバランスを備えていると思うのですが…」
父「それぞれに言い分があり、至極真っ当であると…この場合、並べて検証しあうのが良いな」
姉「運ぶのを手伝うわ、貴方は先にお茶の用意を」
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 08:42:28.35
ID:6b+zhf0XO
父「では、各自で挙げた物に手を付け、後に他の候補にも手を付けてみよう」
姉「…やっぱり、塩分のある方がしっくり来るわ」サクサク
父「たまたま赤福だったが、餡子ものというのは風味が良い」モチモチ
弟「小振りだと甘い場合が多いですよね、大きくて甘いのが一番なのですが…
小ささにもまた、何だか考えさせられる所も…うん…」
父「ふむ、あると塩辛いものも欲しくなるな。ふむ…」サクサク
姉「出されていると、口寂しさに手が伸びますね。甘味も」モチモチ
母「…三人とも、食事の前の間食は控える様にとあれほど言っておいたのに」
姉弟父「「「申し訳ないです」」」
姉とこたつ 了
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 09:44:27.59 ID:4jyWb9Kv0
追いついた支援
支援ってより保守って言ったほうが正確かもしれんが
308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 11:13:51.44
ID:r1ft/fM7O
ほす
312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 12:46:25.87 ID:RocZlxph0
ほし
313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 13:45:08.98
ID:uMw5iexfO
☆
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 15:53:27.05
ID:6b+zhf0XO
姉「そこに座りなさい」
弟「そろそろ窓を閉めましょうか」
姉「何か気付かないかしら」
弟「…電気が瞬きを。早速取り替えます」
姉「替えの蛍光灯はここに、頼んだわ」
弟「一旦電気を消してもらえませんか?あまり眩しいのは苦手なので」
姉「少し待って…さぁ、お願いするわ」パチ
弟「っと、まだ熱いですね。適当なふきんを出しますか」
弟「それでは、手早く取り替えますから」カチャカチャ
母「暗いわね、どうして電気を点けないでいるの」パチ
姉「お母様、弟が作業を」
弟「眩し…」グラッ
姉「弟!」
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 16:01:04.83
ID:4KH0NHdGO
弟ー!
323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 16:22:18.11
ID:6b+zhf0XO
弟「面目ありませんでした」
姉「大事にならなくて良かったけれど、ごめんなさい…私の責任だわ」
弟「いえ、偶然にも母さんがあのタイミングで電気を点けただけですし…
僕も注意が足りませんでした、それにもっと手早く替えていれば…」
姉「決めたわ。貴方の全快まで、私が身の回りの面倒を見ます」
弟「なんと…いや、足を捻っただけですが」
姉「貴方の行動に影響を与えたのは確かだもの、例えそれが捻挫だけでも」
弟「お気持ちはとてもありがたいです、しかし」
姉「では、林檎を剥いてあげましょう」
弟「…わかりました。では『捻挫の症状が軽くなるまで』お言葉に甘えます」
姉「何か欲しいものが有れば、言ってちょうだい」
弟「特に不自由はしていません、姉さんこそ何か用事があれば…」
姉「大人しく看護されなさい。今、貴方は怪我人なのだから」
325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 16:45:33.99
ID:6b+zhf0XO
姉「横になりなさい」
弟「何故…いえ、はい」
姉「タッチセラピーというものを聞いたことがあるわ。
手当ての名の通り、触れることにより回復力や免疫力が高まるらしいの」キュッ
弟「姉さん…手、あたたかいですね」
姉「私は、心が冷たいらしいから。
…でも。こうして貴方に体温が伝わるのだから、良い事なのかしら」
弟「姉さんは、いつも他人の気持ちを察しています。そんな人の心が冷たい筈ありません」
姉「保身の為に、他者の行動を予測しているだけだから…冷たいわよ」
弟「まるで姉さんが病人みたいに思えます、そんなにも卑下するなんて」
姉「…少し、疲れているのかもしれないわね」
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 17:02:21.08
ID:6b+zhf0XO
姉「ごめんなさい、少し我慢してもらえるかしら」ポフ
弟「姉さん、何を」
姉「このまま、少し眠るわ。苦しかったら、退けて良いから…」
弟「頭を乗せるなら、僕よりも枕の方が寝心地良いと」
姉「治療の一環よ、こうして貴方の鼓動を聞いて…」
弟「風邪、ひいてしまいますよ」
姉「大丈夫、あたたかいから」
弟「…では、いつ頃起こしますか?」
姉「…お父様か、お母様が様子を見に来るまで」
弟「僕も眠気が移りましたよ…もっとも、しばらくは起きて、姉さんの事を見ていたいのですが…」ファア…
姉と治癒 了
331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 17:59:25.30 ID:kcJEsmonO
他の姉スレみたいに進行が鈍足じゃないからとても素晴らしい
姉も素晴らしい
姉欲しい
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 18:26:43.67
ID:t3NzS4040
保守
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 18:45:24.33
ID:4A5RWhgt0
真性エロか、純愛か、ほのぼの
姉スレはこの3種に限るな
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 20:41:02.86
ID:g+9AKBRiO
>>333
ようするに姉なら何でもいいと
371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/09(水) 06:44:52.58
ID:Sk5kbm/OO
姉「そこに座りなさい」
弟「何でしょうか姉さん」
姉「貴方、携帯電話を所持していなかったわね」
弟「持っていませんね。しかし、特に必要を感じません」
姉「私も同意見なのだけれど、お父様から持つようにと言われたわ。
将来的に使う機会もあるだろうから、今から使い始めて損は無いと」
弟「考えが有っての事なんでしょうね…わかりました、持つことにします」
姉「では明日に。お父様かお母様、都合の宜しい方に来ていただきましょう」
翌日
姉「友人に携帯を持つと言ったら、驚かれたわ」
弟「僕もです。今まで非携帯だった事に改めて気付いたそうで」
姉「それほどに生活の一部になっている事に、関心させられる一方だわ」
372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/09(水) 07:17:30.57
ID:Sk5kbm/OO
姉「…えぇ、宜しく。それでは」
弟「気が付くと電話ばかりしていますね、姉さん」
姉「えぇ。手早く用件を伝え、聞くことも出来るから便利ではあるのだけれど」
弟「何か問題が」
姉「何かと電話が来て、何処に居ても窮屈に感じるわ」
弟「姉さんはそれだけ慕われ、頼られている証拠ですよ。僕は、電話よりもメールが多くて困ります」
姉「貴方も人望があるという事じゃない」
弟「それが、いかがわしいメールも多数来ていたり…知り合いを名乗る輩のメールも。覚えの無い名前ばかり」
姉「あまり良い事ばかりでは無いわね、便利だけど」
弟「全くです…いえ、むしろ悩みが出来てしまいました」
姉「やはり、私は携帯を持ちたいと思えないわ」
弟「同感です。解約しましょうか?」
374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/09(水) 07:36:21.02
ID:Sk5kbm/OO
女「ごめんね弟君…まさか、アドレスが他の人に回っちゃうなんて」
弟「君が悪い訳じゃ無いよ、悪戯にそういう事をした人物のせいですし」
男「姉さん、携帯解約しちゃったって聞いたけどマジ?」
弟「いや、番号を変えたんだ。新しい番号は前みたく、皆に教えるわけじゃ無いみたい」
女「も、もう頼まれてもアドレス教えないからね!あの、あたしには新しいの…教えてくれる?」
男「だが女、テメーは駄目だ」
女「あんたには聞いてない!」
♪〜
弟「あぁ、ちょっとごめん…はい、何ですか」
弟「…はい。それでは、後ほど」
男「誰だよ、 ちゃんか?もしかすると か?」
弟「誰でもない、大事な人からだよ」
姉と携帯電話 了
380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/09(水) 10:04:19.77
ID:Sk5kbm/OO
姉「そこに座りなさい」
弟「はい」
姉「誕生日おめでとう、弟」
弟「ありがとうございます、姉さん」
姉「ついては、贈り物を用意したのだけれど…気に入るかしら」
弟「リボンがついているということは…まさか、姉さんが」
姉「これは服についているリボン、単なる装飾よ。贈り物はこれ」
弟「愚問でした。開けて良いですか?」
姉「えぇ、私の趣味で悪いけれど」
381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/09(水) 10:08:51.16
ID:Sk5kbm/OO
弟「眼鏡ですか、ありがとうございます」
姉「最近目をしかめていた時があったから、もしかすると必要になるかと思って。
度は入っていないから、空いた日にでも作りに行きましょう」
弟「…似合いますか?」
姉「えぇ、似合っているわ」クスクス
弟「では、何故笑うんですか姉さん」
姉「いえ、他意はないの。ただ想像と同じで、ふふ…不愉快なら謝るわ」
弟「姉さんが笑うなら僕はそれで構いません」
姉「ごめんなさい、本当によく似合っているから」
姉「お父様とお母様も何か用意して下さってるそうだから、行きましょうか」
弟「せっかくなので、これはかけて行きますよ」
383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/09(水) 10:27:53.81
ID:Sk5kbm/OO
女「おはよう!あと誕生日おめでとう!って、昨日もメールしたけどね」
男「おはよ。俺さっき聞いたわ、おめでとうな。帰りに何か奢るからよ」
弟「ありがとう、二人とも」
男「あれ、眼鏡なんだお前。初めて見た」
女「あー、わかった!昨日貰ったんでしょ?」
弟「うん、姉さんから」
女「昨日休みでよかったね、一緒に選んだんでしょ?すごい似合ってるもん」
男「違和感ねぇもんな」
弟「それが、姉さんが選んで買ってきたらしいよ」
女「うそー、ちょっとすごいよね」
男「家族だと顔よく見てるだろうしな。俺はカーチャンの事ガン見したいと思わねぇけど」
女「親不孝だなあんたは」
弟「そうか、姉さんも僕の事…ちゃんと見ててくれてるのか」
弟(今思うと、昨日笑われたのも悪い気はしないな)
姉と贈り物 了
391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/09(水) 13:29:38.86
ID:xl6rXbQQO
おいついた、なにこの素敵な姉
どこでもらえますか
491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 05:10:29.58
ID:RDmgrJsvO
姉「そこに座りなさい」
弟「姉さん、その恰好は…」
姉「お姉にゃんよ、にゃんにゃん」
弟「か、カメラを持ってきます」
姉「良いわよ、好きなだけ撮りなさい」
弟「あぁっ、そうだ携帯のカメラを…あれ、どうして壊れて、何故こんな時に!!」
姉「仕方のない弟だにゃん」
男「しょうがねぇな、貸してやるよ」
弟「男!何故…いや、ありがとう男!姉さん、こちらを!!」
姉「いやらしい目で、見ないで欲しいわ。不健全だにゃん」
弟「姉さん!姉さん!可愛いです!姉さぁぁぁぁああ
492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 05:12:06.47
ID:RDmgrJsvO
弟「ぁあ…う。」
弟「…夢か」
弟「いや、でもカメラに…僕は何を言ってるんだ」
姉「貴方、今朝声をあげたみたいだけれど…何かあったのかしら」
弟「にゃんでもないです」
弟とお姉にゃん 了
528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 14:54:54.47
ID:RDmgrJsvO
姉「そこに座りなさい」
弟「今朝も冷えますね、姉さん」
姉「今日の午後…あら、胸元のボタンがほつれているわ」
弟「本当だ、気付きませんでした。直して来ます」
姉「待ちなさい、私が直してあげるから。そのままで」
弟「そんな所に裁縫道具が」
姉「先程直すものがあって、まだ出していたのよ」
弟「こ、このままで…ですか?」
姉「寒いだろうから脱がせるのも難だし。そのかわり、動くと手元が狂うから」
弟「…前回にも増して、近いですよ姉さん」
姉「前に屈む体制はやりにくいわ、横になって。背中を私の膝に」
弟「首が、苦しいです、この体勢」
姉「すぐに済むから、動かないで」
529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 15:12:02.84
ID:RDmgrJsvO
弟「すいません、姉さん、やっぱり苦しい、です」
姉「…仕方ないわね、体をもう少し下に。頭を乗せなさい」
弟「ふぅ、ありがとうございます」
弟「…」ジー
姉「…」
弟「…」ジー
姉「気が散るわね」パサ
弟「酷いです、姉さん」
姉「ハンカチ、濡らしてあげましょうか」
530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 15:13:53.85
ID:RDmgrJsvO
姉「終わったわよ」
弟「…」
姉「脚が痺れてしまうわ、起きなさい。これから学校でしょう」
弟「…」
姉「…」クイッ
弟「んぉふ、鼻を摘まないで下さい、痛いです」
姉「何時までそうして、私の脚を枕に寝ている気かしら。貴方は」
弟「今度は俯せに寝て良いでしょうか」
姉「息をしなくて良いなら、今度させてあげるわ」
姉と裁縫 了
540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 17:21:19.22
ID:tcHL6PTVO
イイな……すごくイイ
548 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 18:16:38.27
ID:RDmgrJsvO
姉「そこに座りなさい」
弟「ヨガマットですか、これは」
姉「手を持って、引いてちょうだい。ゆっくりとね、ゆっくり」
弟「ゆっ」
姉「その状態で、少し止めて、そのまま」
弟「ほとんど倒れてもいないですよ、どれだけ固いのですか姉さん」
姉「開脚、なら、出来るの、だけど」
弟「是非、見たいですねソレ…前から引くのでなく、後ろから押しましょうか?姉さん」
姉「ふぅ…そうね、試しにやってみてちょうだい」
弟「いきますよ」グ
姉「ストップ」
弟「先程と同じ位しか倒れてないですよ、もう少し行きましょう」グィイ
姉「ふっ」グニャリ
弟「開脚して逃げないで下さい、脚を揃えてやらないと」
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 18:27:51.01
ID:RDmgrJsvO
姉「…貴方、見本を見せてごらんなさい」
弟「はい、こうですよ。脚を揃えて」ペタン
姉「…何故かしら。貴方が前屈する姿で、どうして私の腹が立つのかしら」
弟「姉さんに出来ない事もあるんですね、正直人間らしくて良いと思います」
姉「…もう一度、後ろから押してちょうだい」
弟「やる気になってくれて良かったです、頑張って下さい」グィイイ
姉「く、ぅ…」
弟「先程よりも、大分行きましたね。流石姉さんです」グィー
姉「そろ、そろ、ダメ、よ」
弟「お疲れ様です、この調子でいけばきっと前屈も柔らかく出来る日が」
姉「もう良いわ、疲れたから。前屈しなくても人は生きているのですし」
弟「壮大な言葉でごまかさないで下さい姉さん、似合いませんよ」
姉とストレッチ 了
577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 23:00:30.87
ID:ik43GjG20
保守
578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 23:04:52.39 ID:Jxsn50Ga0
保守
ちなみに俺は12歳
579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 23:14:22.41
ID:cUOtc8gIO
>>578
寝ろ
580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 23:19:26.09
ID:anrTLs/CO
保全
ちなみに16歳
582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/10(木) 23:33:39.46
ID:lcz/QlVx0
ほ
ちなみにセンターまであと37日
589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 01:45:58.19
ID:50zJ4YBN0
ほ
ちなみに卒論提出最終期限まであと4日
593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 03:09:37.67 ID:eD1tpthB0
保守
3日前から張り付いているのに今更落とすものか・・・
604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 06:39:35.11
ID:5T4MtNveO
姉「そこに座りなさい」
弟「姉さん、その恰好は…まさか」
姉「どんなに配慮していても、不測の事態はやってくるのよ。
いいえ。正確には、予測はしていたけれど襲い来る事態と言うべきね」
弟「出たのですか、アレが」
姉「貴方も直ちに備えて二階の隅まで捜索、殉滅させてしまいなさい」
弟「でもまさか、この寒い季節に入ってから現れるとは」
姉「室内が暖かいからこそ、何処からともなく侵入してくるのよ」
弟「では二階に向かいます。ご無事で、姉さん」
姉「あれに屈する位なら、私は素手で潰してでも勝利してみせるわ。
…あぁ、それと薬剤散布を忘れないで。もし今日中に殉滅仕切らなくても以降の繁殖を抑えないと」
弟「肝に命じています、それでは後ほど」
605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 06:42:45.11
ID:5T4MtNveO
弟「どうも二階には現れていなかったらしい、薬剤は隅にも散布したけれど…」
弟「姉さん、二階の捜索と散布が終了しました」
姉「良いところに。この裏へと入ったのを見たの、反対側から援護してちょうだい」
弟「やはり一階に居ましたか、何匹ですか」
姉「まだ半分の捜索で、今始めて一匹見つけた所よ」
弟「位置に付きました、どうぞ」
姉「…3・2・1、散布!」
シュー シュー
カササササササ
姉「ひっ、やだっ」
弟「姉さん、そちらから出たのですか!?援護します!」
姉「二匹居るわ、貴方は窓側を!」シュー
弟「はい!」
シュー
弟「姉さん、こちらは仕留めました!そちらは」
姉「また隙間に…しぶといわ、援護を」
弟「位置に付きました、どうぞ」
607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 06:54:48.40
ID:5T4MtNveO
姉「3・2!?やだっ」
カサササササ
弟「また姉さんの方から!許さん!」
シュシュー
弟「大丈夫ですか、姉さん」
姉「え、えぇ…不甲斐無いわね、不意打ちでもないのに」
弟「いえ、あんな造形の生き物が高速で飛び出せば…大多数は驚きますから」
姉「言わないでちょうだい、思い出すから」
弟「申し訳ないです」
姉「外から入って来たものの様ね、色からして」
弟「家の中は定期散布していますし、恐らくはそうでしょうね」
姉「ふぅ…一階の捜索が終わったらお茶にしましょう、驚いたらお腹が空いたわ」
弟「…姉さんは、やはり大多数の人間では無いらしいですね。僕はお茶だけで結構です」
姉と害虫駆除 了
608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 07:12:04.37
ID:5T4MtNveO
姉「そこに座りなさい」
弟「姉さん、新しい本ですかそれは」
姉「そうよ、奨められて。先程から読み始めたのだけど、中々面白いわ。発想が」
弟「タイトルをお聞きしても?」
姉「…気にしないで。それよりも貴方、今日は花壇に水をやったかしら」
弟「いえ、今日は父がやったそうです」
姉「そう。確認したかった事はそれだけ、もう良いわ」
弟「…それで、その本のタイトルは」
姉「流行りものだから、一応目を通しているだけ。気にしなくて良いわ」
弟「気になります、姉さんが読んでいる本ですし」
姉「…私は、これを奨めたいとは思ってないの」スタスタ
弟「姉さん…あ、もう一冊本が」
弟「…下巻だ」
姉と流行りもの 了
610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 07:29:27.48 ID:5T4MtNveO
姉「そこに座りなさい」
弟「何でしょう姉さん」
姉「ジャンケンをしましょう、私はグーとチョキを出すから」
弟「えっ…姉さん、何を決定するジャンケンですか?」
姉「最初はグー」
弟「ジャンケン、ポン」
姉「貴方の負けね。それでは早速外に出る支度をしてちょうだい」
弟「…姉さんのお願いであれば、僕はジャンケンせずにでも聞きましたよ」
姉「戦略を試しただけよ。はい、これで買えるだけ買ってきてちょうだい」
弟「二千円で、何を…」
イーシヤァーキイモー ヤキタテッ
弟「あぁ、なるほど。行ってきます」
姉「お茶を入れておくわ、緑茶で良いかしら」
姉と焼き芋 了
611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 07:40:41.49 ID:gCtghK+x0
保バークラフト
守らしゅしゅしゅ
620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 11:51:39.13
ID:5T4MtNveO
姉「そこに座りなさい」
弟「姉さんが眼鏡をするなんて、珍しいですね。というか初めて見ました」
姉「伊達よ。貴方をそこに座らせたのは他でも無く用件があっての事なのだけど」
弟「はい、それで今日は何でしょうか」
姉「大した意味はないけど、貴方の思い付く『胸のときめく瞬間』を挙げてみなさい」
弟「ときめく瞬間ですか、何ともその言葉自体が良いですね」
姉「それで、どうかしら」
弟「僕は、気になる方が不意に好意を口にした時が…何とも言えない気分になります」
姉「そう。他にはどうかしら」
弟「吐息を感じる距離で名前を囁かれたり、手に指を絡める…というのもかなり」
姉「では、その中の何れかに経験は」
弟「一部は経験が、他は想像です」
623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 12:03:43.42
ID:5T4MtNveO
姉「想像と言うよりも、妄想に聞こえるけれど…良いわ、ありがとう」
弟「姉さん、その伊達眼鏡には何か意味が籠められているのでしょうか」
姉「いいえ、特には」
弟「良ければ写真を撮らせて下さい」
姉「それでは、他の質問に移りましょうか」スッ
弟「…眼鏡は、取らなくても良いと思います」
姉「気分でしていただけだから。それで、先程の状態というのは興奮するものかしら」
弟「気になる異性相手だと、それはあると思います」
姉「そう。では、そういった行動は間接的にでも性的行為に通ずると思うかしら?」
弟「それを期待するかは状況や、お互いの関係によると思います」
姉「そう。あなたは比較的健全なようで良かったわ」
625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 12:20:41.12
ID:5T4MtNveO
姉「質問を変えるわ。貴方の好みとする異性の恰好を答えて」
弟「僕は、身体のラインが綺麗に見えている恰好が好きです」
姉「続けて」
弟「性的な好みも多少は有りますが…どちらかと言えば見て、素直に素敵だと見とれる事が多いです」
姉「それでは…衣服によって異性への興味は増減する、という事かしら」
弟「それは個人の趣向による所が大きいかと。僕は基本、気になる方ならば何でも似合うと思っています」
姉「…では、貴方は気になる異性が好ましい衣装で、相応な雰囲気の中で
顔が近くにあり、名前を呼ばれ吐息がかかるとどうなるのかしら?」
弟「辛抱たまらないですね、そういった状況は」
姉「年齢からすると貴方は…マニア指向が強いけれど、概ね正常な性欲の持ち主らしいわ」
627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 12:35:38.79
ID:5T4MtNveO
弟「女性向けの雑誌ですか、それは」
姉「十代向けの物だけれど、私が意訳して貴方に聞いてみたの。
質問は彼氏に向けての前提だけれど、そういった異性が居ない事だし」
弟「僕が彼氏役ですか、光栄ですよ」
姉「というよりも、男性の友人にしたら勘違いされてしまいそうだし。
お父様にする訳にもいかないでしょう?」
弟「消去法で僕の性癖を暴かないで下さい、酷いですよ姉さん」
姉「ちなみに、私もやってみたら『貴方の彼はムッツリさん、変に誘わない様に気をつけて!』だったわ」
弟「姉さん、ムッツリだったのですか」
姉「噂と統計の寄せ集めだから、信憑性がない事が解ったわ」
弟「僕はその結果を信じたいです、ムッツリね」ゴリッ
姉と女性誌 了
656 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 19:54:13.09
ID:5T4MtNveO
姉「そこに座りなさい」
弟「終日、あいにくの雨でしたね」
姉「たまには良いかも、と思って雨の中買い物に出てみたら…酷い事になったわ」
弟「なるほど、それで姉さんは湯上がりで良い香りがする訳ですね」
姉「こうして温まると、先程冷えていた自分を抱きしめて涼をとりたい気分になるわね」
弟「そこで提案ですが、僕は今しがた外から帰ったので身体が冷え切っています」
姉「あら、それは可哀相ね」
弟「服は脱げば良いでしょうか」
姉「脱がないとお風呂に入れないでしょうね。貴方に着衣入浴の趣味があるなら別だけど」
弟「一緒にいかがですか、姉さん」
姉「残念ね、もう結構よ」
657 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 19:56:06.07 ID:FaHWWUn4O
つれない姉さん
658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 20:04:24.93
ID:5T4MtNveO
弟「お風呂をいただきました、抱き締めますか?」
姉「今髪を乾かした所なの、湿気を寄せないでちょうだい」
弟「乾かして来たら抱き締めて貰えますか?」
姉「貴方が何故、そんなに私に抱きしめて欲しいのかがわからないわ。
それと、早く乾かさないと風邪をひいてしまうと思うのだけど」
弟「乾かして来ます」
弟「さぁ姉さん」
姉「貴方が私を抱き締めるのと、何か違うのかしら。こだわる理由は」
弟「えっ、抱き締めて良いのですか?姉さんを」
姉「お風呂上がりで、乾燥させた清潔な貴方を断る理由は無いわね」
弟「姉さん!」
グリッ
姉「でも、まるで襲われるかのような状況では話が変わるわ」
姉と風呂上がり 了
659 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 20:22:18.44
ID:A0LPPHIl0
あれ?俺、男なのに
男なのに
弟がかわいい・・・
660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 20:31:51.26
ID:5T4MtNveO
姉「そこに座りなさい」
弟「はい何でしょ、姉さん」
姉「…大丈夫?呼び止めて悪かったわ、風邪をひいたのでしょう」
弟「あぁ…いえ、少し鼻が通らないだけで。普段通りですよ」
姉「額を出しなさい、診てあげるから」スッ
弟「咳やくしゃみも、喉に違和感も無いですが」
姉「…少し、熱があるらしいわ。これを持って…早く部屋に行きなさい、体温計でちゃんと計っておいてね」
弟「姉さんは心配症ですね。こと、病気や怪我に対して」
姉「苦しんでいるのを見るのは、嫌なものだから…特に、貴方がね」
弟「…わかりました、体温を計り直して寝ますよ。薬も飲んでおきます」
姉「えぇ、良い子ね。暖かくしていなさい」
662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/11(金) 20:52 5T4MtNveO
姉「初期段階で治してしまいましょう、厄介事には何時も先手を。ね?」
弟「病気になると、とたんに姉さんが優しくなるのは、狡いと思います」
姉「そうかしら?私は何時も、助けたい人には優しいのだけれど」
弟「一度それを向けられたら、それ無しで居られないんです。忘れられなくて」
姉「だからといって、その為に助けを求めてばかりだと…見限るわね。二度と助けようと思わないわ」
弟「姉さんから優しさを受ける事が出来るなら、僕はそれでも」
姉「それでも…何かしら」
弟「…いや。姉さんは優しいだけではないから、姉さんなんだなぁと」
姉「そう」
弟「そして、色んな姉さんが居てくれるから僕は嬉しくて、楽しいのです」
姉「では、その日常に戻る為に…今は寝ましょう、おやすみなさい」
姉と風邪 了